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IUF
Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


カンボジアホテル労働者に今連帯を!

Posted to the IUF website 05-May-2004





IUFはカンボジアの加盟組合、カンボジア観光サービス労連に対する緊急連帯行動を要請する。6つの高級ホテルの組合員は、ホテルサービスチャージを100%毎月定期的に従業員に還元せよという政府の仲裁裁定を経営者が一方的に拒絶した時、4月5日から1週間のストを打った。(詳細情報は、ここをクリック).

カンボジア仲裁委員会が、職場復帰と、同委員会の援助下での交渉を要請した時、ホテルのオーナーは、何百名もの組合員を解雇することで、穏やかな争議行為に対し報復を行った。この報復解雇は、カンボジア仲裁委員会の暫定判決である4月23日の全従業員職場復帰許可と、2004年4月5日―12日のストライキ参加に関する従業員処罰の禁止を侵害するものである。

サービス・チャージのキャンペーン行動は、昨年9月に発足したばかりの労連にとって大きな闘争である。論争となっているのは経営者が一方的に団体交渉を拒否し、世界の最貧国のひとつである同国で従業員に大きな収入減を強いるものだからである。カンボジアの一人当たりGDPは約280米ドルである。組合をつぶそうとしている高級ホテルのハイシーズンの室料は一泊で同国の年間GDPを数百ドルも上回る。ホテル労組はカンボジアのまだ日の浅い労働運動において組合承認と労働協約を勝ち取ることに成功した数少ない組織のひとつである。この闘争の結果次第で、新しい組合員を獲得する組合の能力とカンボジアの成長産業である観光業における条件に対する組合の影響力がどうなるかにかかわってくる。

シンガポールに本拠を持つラッフルズ・ホテルグループ(Swissotelも含む)が、組合への対抗行動を指導している。ラッフルズの2つのホテル、シエムリアップのラッフルズ・グランド・ホテルとプノンペンのラッフルズホテル・ル・ロワイヤルは、何百名もの労働者を解雇し、政府の仲裁に参加することを拒否している。ラッフルズのトップのマークランド・ブライクロックは、組合活動家の再雇用に関して強硬な態度を取っているとファイナンシャル・タイムズは報じている。彼は、「我々は誰が誰なのかを知っている」と同紙に語った。プノンペン・インターコンチネンタルホテルとサンウェイホテルも同様に大量解雇を行った。

これらのホテル、2つのラッフルズ・ホテルとサンウェイとインターコンチネンタルの経営者に4月5−12日の合法な争議行為に参加した全労働者の即時職場復帰および対立の争点の解決のために経営者が仲裁委員会の下で組合と誠実に交渉することを要請するメッセージを送る緊急要請を行う。

メッセージを送付するにはここをクリック!
抗議文の写しは自動的にIUF本部書記局、地域書記局、カンボジアの加盟組合に送付される。前もって貴殿の連帯と支援に感謝する。