イランでメーデーを抑圧、製パン労組の指導者や他の労働者の権利活動家の拘束に抗議

Posted to the IUF website 06-May-2004





メーデーを祝う5月1日のイラン、サケーズ市の労働者集会で逮捕されて以来7名の独立労働権活動家がいまだに拘留されている。平穏なデモ行進に政府の治安部隊が割り込み、デモ参加者4、50名を逮捕した。このうちの7名はいまだに拘留中である。拘留されているのは政府からも政府専属のイスラム労働評議会からも独立している製パン労組の指導者、 Mahmoud Salehi。 Salehi は、以前2000年11月にも逮捕され、10ヶ月間拘留された。同様に逮捕後の拘留が続いているのはSaquz製パン労組組合員およびイラン作家協会会員であるMohsen Hakimiおよび 現地の労働活動家 Jalal Hoseiniと Mohammad Abdipoor　そして3名の地元の労働権の提唱者たちである。

逮捕の2日前にSalehiとHakimiは、イランの労働組合権侵害調査のICFTU代表団と会った。ICFTUに話した情報のため、Salehiは拘留中にひどく殴打され、彼の妻と息子も彼の逮捕後に治安部隊から殴打された。逮捕された労働活動家はSannadajの監獄に移され、彼らの家族は保釈金に25万米国ドル相当を積むよう要請された。

この逮捕は、イランにおける民主権および労働者の権利の提唱者の厳しい抑圧の長い歴史のほんの一端に過ぎない。過去には、拘留された活動家の釈放するために国際的な圧力が役立った。IUFは、ICFTUとともにイラン当局に対する国家の抑圧からこれらの犠牲者を釈放するために抗議文を要請する。

あなたの声で状況を変えよう。

イラン大統領への抗議文例

宛先:イラン・イスラム共和国大統領　モハマド・ハタミ
Fax: + 98 21 648 0665
E-mail: [email protected]

大統領殿

5月1日のサケーズ市の約50名の逮捕に強く抗議します。このうち7名がいまだに拘留中です。逮捕、拘留された者は世界の労働者に共通なメーデー、国際労働デーを祝おうとしただけです。今でも警察に拘留されているのは Mahmoud Salehi氏、Mohsen Hakimi氏、 Mr.Jalal Hoseini氏、 Mohammad Abdipoor氏および3名の地元の労働者の権利提唱者です。この3名の姓名はわかっていません。Salehi氏が逮捕後にひどく殴られ、政府の治安部隊が彼の妻と息子を自宅で殴ったということも聞いています。
国際的に認知されている基本的人権を行使しようとしただけのこの7名の労働者の権利の提唱者を無条件に即時に釈放するよう求めます。外国の世論では、このイラン市民の身体と精神に責任を持つのは貴政府です。

敬具

IUF書記局にメッセージの写しをお送りください。 [email protected]
皆さんの連帯と支援に感謝いたします。