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圧力を止めて、交渉せよ!とマレーシア食品労働者がネスレ・インドネシアに告げる。

24-Jun-2009



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IUF加盟のマレーシア食品産業従業員労組(FIEU)から10名の労働組合活動家がインドネシアを連帯訪問し、パンジャンのネスカフェ工場のネスレ・インドネシア経営者は、差別的で、分別に欠け、不公平で、組合権の尊重を拒否していることが再び露呈された。

2年間に亘り、パンジャンのネスレ・インドネシア労組(SBNIP)は、賃金交渉権と労働協約に賃金算定方式を含める権利を要求して運動してきた。しかし、ネスレ・インドネシアの経営者は、団体交渉に関するILO条約、多国籍企業と社会政策に関する原則のILO三者宣言、多国籍企業に関するOECDガイドラインで保証される労働組合権を全く無視し、組合員とその家族に権利を放棄させるように強力な圧力をかけてきた。

FIEUは、ネスレ・インドネシア経営者の賃金交渉権尊重拒否にショックを受けた。FIEUは、6つのネスレ工場とひとつの倉庫で働く2200名の組合員を代表してネスレ・マレーシアと交渉を行う。賃金交渉に加え、ネスレ・マレーシアの労働協約には、詳細な給与体系が含まれる。まさにインドネシアの労組が2年間に亘って要求してきたものである。ネスレ・インドネシアの経営者は、マレーシアを始めとする他の国のネスレ事業所で給与体系は、明らかに機密ではないにもかかわらず、これを会社機密だと主張している。

6月22日のパンジャンでの記者会見で、ネスレ・マレーシアに勤務するFIEUの副書記長は、次のように述べた。「我々は、ネスレ・インドネシアの経営者が、従業員の賃金交渉権と給与体系を知る権利を否定し、労働協約にこれを入れるのを拒否している事を知り、大きなショックを受けた。ネスレ・インドネシアの労働者は、ネスレ・マレーシアの労働者と同様に、賃金を交渉する権利を有するべきである。」

FIEU会長、ムハマッド・ゼラン・ビン・ハルンは、ネスレパンジャン工場には、国際ベンチマーキングと国際ベストプラクティスが適用されていることを指摘した。パンジャン工場のネスカフェの75%が日本を始め、海外市場に輸出される。しかし、賃金交渉権のような労働組合権という段になると、ネスレ・インドネシアの経営者は国際的なベストプラクティスの適用を拒否する。ネスレ・インドネシアの経営者は、その気になりさえすれば、FIEUがネスレ・マレーシアと交渉する労働協約の顕著な例に既にあるベストプラクティスを導入することで簡単にこの対立を解決できるのだ。


FIEU会長 ムハマッド・ゼラン・ビン・ハルンは、ネスレマレーシアの労働協約を掲げ、給与体系が掲載されているページを示す。

この訪問でネスレパンジャン工場前の抗議行動が頂点に達した。



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本社経営者に組合と組合員への圧力を中止して、交渉を開始せよと告げよう!

ネスレパンジャンの状況は、独自のものではない。世界のネスレ労働者にとって状況は、ますます、グッドフード、グッドライフ、グッドバイ職場の組合権という形になっている。ネスレ、ネスレの圧力、組合の闘いをもっと良く知りたい人は、 www.nespressure.orgへ。