IUF logo; clicking here returns you to the home page.
IUF
Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


アウトソーシングに異議を申し立た韓国ホテル労働者に職場復帰の勝利

Posted to the IUF website 05-Apr-2010



photo



下請けに出され、その処遇に異議を申し立てたために解雇されたソウルマリオットルネッサンスホテルの労働者のグループは、ホテルの直接常用従業員として復職を果たし、9年間の闘争の間に損失した賃金の賠償を受け、抗議は引き合うという事を証明した。

3月22日、ルネッサンス労組組合員の6名のハウスキーパーが、元の職場に常勤の従業員として戻った。彼らの長い闘争は、100名以上のハウスキーピングの従業員がホテルの直接従業員として強制解雇され、同じ仕事をするにもかかわらず以前の60%の賃金でにわかに作られた下請け会社に再雇用された2001年に始まった。、

労働者は組合を結成した。IUF加盟の韓国サービス労連(KFSU)に加盟するルネッサンス労組である。そして不当労働行為の申立を行った。2004年5月に労働省の調査でこの下請けは、『違法派遣』(すなわち、労働者の真の雇用関係は契約会社としてホテルにある)であることが認められ、ホテルに労働者を直接雇用するように命じた。ホテルがこれを守らなかったので、2004年11月に労働者のグループが、ホテルが賃金の支払いを遅滞しているとして(直接従業員の賃金と下請け会社の賃金の差額)民事裁判を始めた。この報復として、下請け会社は2005年12月31日に彼らを解雇した。

2006年1月1日、組合のメンバーは毎日ピケを張り出した。KFSUとナショナルセンターKCTUの地域組織が支援した定期的な組合デモ行動が、ホテルの前で、ホテルがビジネスの損失のために2万ドルの損害を労働者から賠償金として請求することが裁判で認められたにもかかわらず続けられた。


2006年11月、不可解なことに、検察官事務所は、ルネッサンス経営者の下請けは違法とする労働省裁定の実施の怠りに対する訴訟手続きを取り下げた。労働者は民事裁判の判決を待たねばならず、新たな損害請求と機動隊による脅かしにもかかわらずデモ行動を続けた。

2007年7月、ホテルに対する民事裁判判決で、裁判所は明らかに下請けが違法なぺてんであると認め、労働者の直接雇用従業員としての復職を命じた。さらに裁判所は、各労働者にホテルの職場に復帰するまで毎月1400ドルを支払うように命じた。また裁判費用の5分の4の負担を命じた。

ホテルがソウル高等裁判所に控訴し、再び正義が否定された。しかし、2月に裁判所は労働者に有利な判決を行い、労働者の職場復帰を命じた。

賠償金や他の問題が最高裁に控訴されて、まだ裁判は残っている。この労組とKFSUとIUFは状況を注意深く見ている。9年間にわたり、尊厳、尊重、原則の維持に闘った労働者グループは、全てが始まったホテルに直接従業員としての復職を祝うことができる。不安定雇用に対して闘う全ての人々は彼らと共にこれを祝うことができる。

組合は、IUFを通じて組織された国際連帯と支援がこの勝利に欠かせなかったと確信している。そして何年にも亘り支援した全ての人々に感謝の意を表明した。