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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


ユニリバーのアッサム労働者に連帯を示して、インド中から労組集結

Posted to the IUF website 22-Apr-2010



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3月27−28日、インドのユニリバー10工場の13労組からの代表がインド全国から、同社のドゥーム・ドォーマ工場で戦闘準備を整える組合に前代未聞の連帯を示すためアッサムに集まった。片道84時間、全工程4200キロメートルの鉄道の旅をしてきた組合もあった。

両日は、ヒンダスタンリバー労連と2007年から経営者の非道な反組合攻撃に直面して基本権を闘うドゥーム・ドォーマ工場のヒンダスタン・リバー労組の会議で時間が全部ふさがった。

以前ユニリバーが所有していた茶農園内に位置し、ドゥーム・ドォーマは企業城下町で、ユニリバーが巨大な影響力を行使しており、この会議を妨害するためにあらゆる手を尽くした。警察は、ぎりぎりまで集会許可を下す事を拒否し、会場はやむなくドゥーム・ドォーマの外になった。工場に雇われる契約業者は、組合代表が28日の会議参加のために公共交通を使用することを邪魔し、暴動を起こすために動員された。訪問中の組合代表を受け入れている人々は彼らを家から追い出すように強い圧力をかけられた。

会議の数週間前から、工場内とこの町の中で組合活動が工場(現在フル稼働中)閉鎖をもたらすだろうといううわさが積極的に広められた。工場マネージャーは、3月15日に組合委員長のビスワ・クマール・バクティが工場閉鎖と暴動をもくろんでいると非難した。またIUFとインドのIUF代表も工場閉鎖のために活動している避難した。

この対立は2007年7月15日に経営者が700名の組合員をロックアウトした時に遡るが、このロックアウトは4月1日から適用される労働協約の規定する手当ての支払い不履行に対する労働者の抗議を受けておこなわれたものだ。経営者が職場に戻る条件として労働者に組合を脱退して、会社の後援する組織に加入するように要求してロックアウトが組合潰しに変わった。

ロックアウト終了が9月3日に宣言された時、職場に戻ろうとした労働者は、工場立ち入りを許可する前に組合を脱退し、ロックアウトの期間に経営者の支援で結成された新しい組織の加入を宣言するように圧力をかけられた。この対立で組合役員と組合員は停職処分や嫌がらせを受け、経営者の結成したにせの組合と労働協約もどきが締結がされた。

本労組は、チェックオフ制度を通じての企業労組の組合費の違法控除に対して2年以上に亘って7回も書簡で抗議してきたが、経営者は回答を拒否している。3月15日に組合員長を脅かし、このひどい法律違反に抗議してユニリバーインド本社に手紙を送り工場を閉鎖させようとしていると非難したのが唯一の会社の回答だ。

28日の労連の会議は満場一致でユニリバーに対し、企業労組に対する非合法な財政支援の中止と、工場における大多数組合決定の秘密投票の合意を要請する決議を採択した。この要求はIUFがOECDで2年以上に亘り求めているものだ。

2007年10月から、ユニリバーの組合と労働者の結社の自由の権利に対する攻撃の問題が英国政府のOECDナショナルコンタクトポイントを通じて申し立てられている。