IUF logo; clicking here returns you to the home page.
IUF
Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


IUF 、ネスレのCSR格付けB+をがらくたに格下げ

Posted to the IUF website 21-May-2010





2009年ネスレ共通価値の創造レポートにつけられた格付けについて報告の基準とそれが合っているものなのかを詳しく調べた。

アグロフード大企業の2009年共通価値の創造レポートは、初めてグローバルレポーティングイニシアチブ(GRI)のG3持続可能性ガイドラインを参照したと主張している。ネスレは、A、B、Cのなかで自分でB?をつけた。外部監査者、ビューローヴェリタスUKは、レポートがGRIの規則を遵守していると認証し、そのために格付けがBからB+に上がった。

しかし、ネスレはC格付けに必要な最低要件さえ満たしていない。重要なな問題に関する基礎情報が、GRIの規定に従って報告されていない。このレポートには、GRIが求める賃金、給与、手当て、納入税額、従業員の転職率、労働協約、常用労働者に対する臨時雇い労働者の状況、技能研修、職業病、負傷率、農製品サプライチェーンにおける児童労働、ロビー活動に関する情報が入っていない。

GRIは、レポーティング基準に関するものである。GRIで会社の社会や環境に対する活動の情報は入手できないが、報告を行う関連データーの枠組みが形作られる。これをもとにしただけでも、ネスレのB+は、GRIのCにも値しない。非投資の等級であるCSRガラクタ級に格下げされるべきだ。

報告書の全文はココをクリック。