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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


スウェーデンホテル労組のストライキ回避、常用雇用と生活賃金闘争に労組連帯

Posted to the IUF website 06-Jun-2010





スウェーデンの三大都市で5月19日開始予定のストライキが、5月17日にスウェーデンホテルレストラン労組(HRF)と使用者団体の間で新しい2年間の労働協約が結ばれ、回避された。ストライキのデッドラインが近づいたので、この対立は仲裁に持ち込まれ、他の労組が積極的な支援を表明していた。スウェーデン食品労組は、大手ビール工場からホテルへの飲料製品の配達とビン、容器の回収を5月24日から中止すると通告した。これに続き、電気関連労働者がストライキホテルでの支援行動の通告を申請して当該ホテルにおける業務を拒否すると、また交通労働者が、当該ホテルのゴミ回収を行わないと発表した。

労働協約更新の交渉は、二つの問題で決裂していた。使用者は、このセクターで既に広がっている不安定雇用の拡大と増加を主張して、組合提案の一月1028クローネ(約100ドル)の賃上げを拒否していた。

25ヶ月にわたる980クローネの賃上げの仲裁者提案を呑むことでHRFは、この賃金目標に非常に近い数字を獲得できた。2010年5月から一月400クローネ、2011年から580クローネである。これでもまだホテル労働者の賃金は、他のセクターと比べてずっと低いが、生活賃金に近づく。新たな協約は、また不安定な雇用に関して厳しい制限を含んでおり、特に、多くの組合員が何週間、何ヶ月も、何年も甘んずる臨時、日雇い雇用の使用である。今後、使用者は、労働力不足が恒常的な場所では常用雇用を提供しなければならず、また派遣労働者の使用が制限される。

今年、HRFは、他のLO加盟労組とともに、常用のフルタイムの雇用の権利の強化、あらゆる形態の不安定な雇用の拡大の減少、女性が大部分を占める低賃金セクターで確立されている構造的賃金差別の攻撃を目標として団体交渉の共通のプラットフォームを作り上げた。