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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


IUF、アコーに国際労働組合権協定の再交渉を呼びかける

Posted to the IUF website 07-Jun-2010





世界の労働組合がフランス系アコーグループに対して1995年にIUFと締結した国際労働組合権協定の範囲と内容を再定義するために即座に再交渉するように呼びかけた。この呼びかけは、トルコで5月17−18日に開催された接客業、観光業、ケータリング部門のIUFメンバー労組の年間グローバル会議から出されたもの。アコーのブランドは、ソフィテル、プルマン、MGallery、ノボテル、メルキュール、スウィートホテル、アイビス、オールシーズンズ、エタップホテル、フォーミュル1、モテル6などである。

協定の締結によって、アコーは、『従業員の組織化努力に反対しない』ことにコミットする。しかし、協定は、対立なしには実施されなかった。インドネシア、アメリカ、一番最近ではカナダで、3つのアコーホテルで経営者が組合組織化に激しく反対した。国際協定の文言は、特に従業員を『結社の自由を侵害しうるあらゆる差別行為から』守るとし、『従業員代表を害しうるいかなる手段からも保護することを保証する』とあるが、これらのホテルの組合活動家は解雇され、労働者は組合選挙にNoと投票するように圧力をかけられている。

アコー事業構造の重要な変化、これによりホテル不動産の直接オーナーからフランチャイズと経営契約に劇的にシフトするが、このために状況がますます悪化している。その結果、アコーブランドのホテルに雇われる労働者の多くがアコーに直接雇用されなくなっている。国際協定は、この変化を反映し、所有状況に関わらず、アコーブランドの下で事業を行うホテルに働くすべての労働者に適用されるように更新されなければならない。

ホテル従業員のプレッシャーは、今年6月にアコーが、ホテル事業とサービスバウチャー事業を切り離す計画でさらに強まるだろう。このためにホテル不動産の売却がさらに加速され、直接雇用から遠のいていくだろう。IUFはこの事業分離の金融、事業、雇用に対する影響をIUFのプライベートエクイティ・バイアウト・ウオッチの記事で分析した。

IUF書記長ロン・オズワルドは、IUFとの国際協定の規定を強化することは、アコーが結社の自由と団体交渉を尊重し、すべてのアコーブランドホテルで、労働者が組織化を行う権利を自由に行使することにコミットしているという明確なメッセージを送ることになると言った。