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Uniting Food, Farm and Hotel Workers World-Wide


欧州のネスレ労組、インドネシアのネスカフェで労働組合権侵害を止めるよう要求

Posted to the IUF website 07-Jun-2010







6月1日、スイス、ジュネーブのネスレ欧州労使協議会で、欧州の20のネスレ労組の代表がネスレに対し、インドネシア、パンジャンのネスカフェ工場におけるIUF加盟労組を弱体化させるあらゆる手立てを即座に中止し、この組合が3年に亘り要求している賃金の団体交渉を行うよう集団で呼びかけた。

ネスレCEOポール・ブルケ宛ての書簡は、全代表が署名して、会議の冒頭にネスレ欧州の経営者代表に手渡された。

『2010年6月1日のジュネーブにおけるネスレ欧州労使協議会に参加する署名者は、インドネシア、パンジャンのネスカフェ工場のネスレインドネシア労組(SBNIP)が2007年から継続して団体交渉を通じて賃金を決定する要請を行っているにもかかわらず、経営者が未だにその権利を否定していることを知り、大いに憤慨している。

また同様に、経営者が奨励し支援した組織、ネスレインドネシア労働者コミュニケーションフォーラム(FKBNIP)が参加するという条件でのみこの実際に基本的な人権に同意するということを知り、憤慨している。これでは真正な交渉にはならない。何年にも亘りSBNIPが努力した後に、またIUFに賃金をSBNIPと誠実に交渉すると約束した後に、再度経営者が2010ー2011年の賃金を一方的に押し付けたと知り、怒りに耐えない。職場で経営者後援の組合を支持し、SBNIPとその組合員を差別し、誠実な団体交渉を拒否するのは、国際法およびILO条約の基本的な侵害である。

FKBNIPに対する積極的な支援をすべて即時に止め、SBNIP、その組合員と役員への嫌がらせと差別をやめ、組合の正当な要求に合致する新しい労働協約のためにSBNIPと直接の誠実な交渉をネスレインドネシア経営者が行うことを確実にすることで即時にこの対立の解決手段を計ることを呼びかける。


ネスレ組合代表が、この非常に明確で具体的な要求を伝えて、この会議を始めた後、ネスレ経営者代表は、通常通りの手続きで会議を行った。あまり役に立たない情報を盛り込んだプレゼンだが、ビジネスへの向かい風は明確なメッセージにして、労働者と組合が一致協力する必要があること(そしてそうしないときの結果)を暗に含ませている。プレゼンには、ネスレの新しい企業ビジネス原則の覆面試写会も含まれていた。この文書は、情けないほど内容に欠け、根本的な政策は既によく開発されているという想定に立ったもので、ネスレのウェブサイトからダウンロードできる。



SBNIP組合員が、6月3日に工場の外で権利を求めて集会を開く。

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