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今、行動を!カナダのアコーホテルの労働組合権闘争を支援

28-Jun-2010





2008年からカナダの3つのアコーホテルの労働者は、経営者からの激しい反対に直面しながら組合承認と団体交渉権を勝ち取るため行動している。

ノボテル・ミシサガ、ノボテル・オタワ、ノボテル・ノースヨークの数名の労働者は公けに組合を支持してから解雇されたり、シフトや勤務時間を減らされるなどして罰せられてきた。経営者は繰り返し、組合選挙で反対投票をするように労働者に圧力をかけている。

ノボテル・トロントセンターを含める40の大手トロントホテルの6000名以上の労働者を代表するUNITE HERE! ローカル75は、アコー経営者に対して何十件もの労働法違反の申立を行っており、地域社会のリーダーと現地の政治家は、これらのホテルの反組合活動に怒りを表明した。

ノボテルチェーンは、アコーホテルグループの一部だが、グループ全体では、世界で3982件のホテルを経営し、15万人の従業員がいる。1995年に、アコーは、IUFと協約を締結し、従業員の組織化に反対しないという事に同意した。協約の中に、会社は、アコーブランドの評判の良さには会社の組合権尊重も入ると考えるという文が入れられた。

ノボテル・ミシサガでは2009年4月に労働者の64%が組合カードに署名して組合支援を表明した。それにもかかわらず、一月もたたないうちに組合に賛成投票したのは、たったの40%だった。経営者からの激しい圧力と脅かしの印だ。

ミリアム・トリボは、2000年からノボテルに働いてきた。2005年からホテルの組織化運動の積極的な支持者になった。この間、彼女の同僚と同様に、組合支持者であるためにいやがらせと差別を受けてきた。1対1の会議で組合は良くないとマネージャーから言われたり、ホテルの通常慣行である年功に従ったシフトの割当をされなかったりである。

今年の2月に、状況がエスカレートして、ミリアムは正式な手続きなしにホテルを解雇された。これは、シフト間あるいは前にハウスキーパー同士で話をするのをやめさせる新たな政策をホテルが実施した後で起こった。ミリアムの解雇は、他のハウスキーパーに、組合支持を恐れさせ、これをやめさせるように発表された。他の組合支持者もまた、「次かもしれないから気をつけるように」と言われた。

今年4月に、ノボテル・オタワの労働者は、組合に対する絶対的な支持を示し、Unite Here!ローカル75は、承認投票を要請した。そして経営者は、投票に向けて好戦的な反対投票キャンペーンを行った。このうちには、組合支持者の解雇、とらわれの聴衆会議を開催し、労働者に組合の支持を思いとどまらせようとした事なども入る。投票の前日、各労働者に個別に手紙を渡し、反対投票を奨励した。この圧力のため組合賛成投票は50%となり、承認確保の必要数に僅か足りなかった。

最近の組合集会で、二人の子供を持つ父親で、組織化を援助して、承認投票に3週間前にノボテルオタワのコックの職を解雇されたジェフ・セガットは、支援者に向かい発言した。『自分は、あきらめない、そして我々もあきらめない!』G20サミットと市民社会の人々のサミットの週もアコーの反組合の記録にスポットライトを当て続ける。ノボテル・トロントの労働者は、ストライキ行動に圧倒的に賛成投票をした。

2009年10月に、アコー欧州労使協議会は、会社に対し、IUFと締結した国際労働組合権協約の全面的な尊重と、Unite Here!と建設的な関係を持って、結社の自由を侵害しがちなあらゆる差別行為から従業員を保護するコミットメントを遵守するように要請した。欧州からのまた国際的な圧力にもかかわらず、会社は、結社の自由を保証するUnite Here!との協約を締結する事を拒否している。

カナダのアコー労働者に皆さんの支援が必要だ。強力なメッセージを送るにはここをクリック! 会社にIUFとの国際労働組合権協約の侵害は容認できないものであり、これらのホテルにおける組合を即座に承認すべきと告げよう。組織化キャンペーンが公になって以来解雇された組合支持者を職場復帰させなければならず、シフトや労働時間が削減された労働者は、賃金を払われ、条件が回復されるべきだ。