モンデリーズ、レバノン工場即時閉鎖を発表―銃器を携帯する護衛が控える中で

03.07.13 Urgent Action

5月17日、ベイルートのモンデリーズに雇用される100名以上の労働者は突然、工場が閉鎖され、全員が仕事を失うと告げられた。生産はコストの安いエジプトに移される。そのアレキサンドリア工場では、昨年、組合幹部5名が解雇され、組合が潰されている。

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異常に低い水準の在庫と生産の説明を数ヶ月以上に亘り何度も求めたにもかかわらず、会社はキャドバリー・アダムス労組に、すべて順調であり何も恐れることはないと保証していた。

5月17日に、労働者は工場の食堂に集められた。そこには武装した銃器を携帯する護衛が控えていた。そして、工場は6月19日を最後の給料日として閉鎖されると告げられた。経営者は、武装護衛を雇うのは、閉鎖発表時の通常の慣行だと組合幹部に言い張った。

土壌と食物連鎖を脅かすナノテクノロジー

02.07.13 Editorial

食品包装、化粧品、スポーツ用品、衣料、家庭用電化製品などに原子および分子レベルで天然素材や合成素材を操作するナノテクノロジーを使用した商業製品が、検査されないまますでに何千も存在し、人体の健康と環境への影響に関する評価の規制枠組みが全く欠如しているにもかかわらず、さらに多くの製品が市場に出てきている。

インド:ペプシコの基本的人権に対する容赦ない攻撃を止めよ!

29.06.13 Urgent Action

ペプシコ専属契約の西ベンガルの倉庫で働くインド全国労働組合会議(INTUC)の組合員である労働者は、組合加入の権利を行使した結果、大量解雇に直面し、公正と正義のために闘っている。170名の労働者のうち162名が容赦なく解雇された。

今、行動を - ペプシコの役員に反組合キャンペーンを中止し、不当に解雇された労働者を復職させ、インドで合法な組合を承認するようにメッセージを送ろう

2013年2月27日に労働者が組合登録の文書を提出した後、会社は、労働者の組合加入を正式に知らされた。経営者は、すぐに、組合結成を主張するのならば、解雇すると労働者を脅かし始めた。インドペプシコのマネージャーは、現地の組合潰しの暴漢を雇い労働者を攻撃させ、会社は、まず組織化に対抗し50名の労働者を解雇した。

和解でストライキ回避、コロンビアのバナナ労働者に重要な前進

29.06.13 News

70日間の厳しい交渉とストライキ準備の後、コロンビアの農業労働者のIUF加盟組合は、6月19日に産業規模の協約を締結し、18,000名のバナナ労働者とその家族に重要な進展をもたらした。

本協約は2年間の賃上げ、住宅、教育、文化スポーツ資金の増加、そしてさらなる賃上げの可能性を与える生産性協定をもたらすものである。

4500名を越える契約労働者は、以前は、特定日のみ(通常週2日以下)仕事につけたが、これからは毎日仕事へのアクセスがある。

SINTRAINAGROは、この困難な交渉の期間中に受けた支援に対し、心からIUFとコロンビアの労働運動に感謝した。

トルコの人々の反対運動に、組合、連帯行動を行う

29.06.13 Feature

IUFと他の国際労組によるイスタンブールとトルコ全土の抗議の支援の呼びかけに応じて、多くの連帯アクション、デモ、マーチが6月21日および22日、トルコ大使館や領事館およびその周辺で行われた。

IUFとITFの加盟組合はトルコの暴力に抗議するため、インドネシア、パキスタン、フィリピン、タイ、韓国、日本、ウクライナ、ロシア、英国、オランダ、ドイツ、スペイン、オーストラリア、ポーランド、アメリカ、インドで他のコミュニティ活動家に加わった。

日本、インドネシア、フィリピン、パキスタン、タイの当該当局は、組合代表が外交官に会い、トルコに国民の表現の自由と集会の権利を保証するように要請する書簡を渡すことを受け入れた。大使館に出す書簡例はここから。

アルジェリア:ケータリング労働者交渉と引き換えに仕事を再開、だが緊張感依然として続く

28.06.13 News

国営石油ガス会社ソナトラックの下請け会社に雇用される1200名のストライキを行うケータリング労働者は、仕事に戻り始め、交渉が続いている。3社からの19名の選出された労働者代表は、6月19日に、13日付けで解雇されたと告げられた。しかし、6月20日に、IUFがキャンペーンを開始してから3日後に、会社はこの対立中始めて、労働者代表との交渉に合意したが、条件はストライキの中止であった。労働者と討議し、会社は、この解雇は実施されず、労働者の要求に関して交渉する用意があると言った。そのため、IUFは、キャンペーンを中止したが、もし交渉が実らなければキャンペーンを再開する用意がある。

労働者は、政府と会社にメッセージを送ってくれた何千名もの支援者に感謝した。

ファイナンシャルタイムズによるキャドバリーの調査で租税回避の複雑な構造が発覚―モンデリーズと債務助成を詳細に調査する時

28.06.13 Editorial

6月21日の英国のファイナンシャルタイムズは、元クラフ・トフーズ(現在は、スナックのグローバル巨大企業、モンデリーズ)に2010年に買収される前のキャドバリーが複雑な租税回避制度を利用していたことを広範囲に調査した結果を報告した。この調査では、おなじみのタックスヘイブンの利用をはるかにしのぐ様々な制度が発覚した。

『マルティ二』などの暗号名のオペレーションがでっち上げられ、ここではペーパーカンパニーが、架空の利子を発生させるために融資に見せかけた急造の金融商品の取引を行った。この結果、キャドバリーは、10億ポンドを超える売上げで、1億ポンドの利益を生んだ英国事業の法人税として640万ポンドしか払っていない。

現所有者は、キャドバリーの買収後すぐにキャドバリー本社を税金の低いスイスに移転した。スイスでは、親会社は、製品販売を製造品販売としてではなく、知的財産所有権から発生する税率の低い『ロイヤリティ』として会計処理できる。ファイナンシャルタイムズは、この移転から生じたと懸念される公共歳入の損失は過大評価であると示唆している。というのは、同社は、既に納税額を減らしているからである。誰か実際に記録を見て、計算をしたのだろうか?

トルコの抗議に連帯の国際行動

24.06.13 Urgent Action

IUFと他の国際労組は、現在イスタンブールをはじめトルコ全土で起きている抗議行動を支援するため、6月21日―22日にトルコ大使館、領事館で行動、デモ、マーチなどを行うよう、全メンバーと広範囲の労働運動に対し呼びかけた。何千名もの活動家および市民が負傷し、少なくとも4名が警察の暴力のために死亡した。政府は、容赦ない取り締まりを加速させ、逮捕件数を増やしている。

大使館と領事館の一覧表はここから: http://www.mfa.gov.tr/turkish-representations.en.mfa

労働組合運動の要求は以下の通り:

・トルコ政府は、平和的なデモ参加者に対する国家暴力を即時に中止し、トルコの公共の場における集会と表現の自由の権利を保証する。

パキスタンのモンデリーズの労働者、24時間交代勤務後に死亡、医療給付が否定される

24.06.13 News

バルチスタン、ハブのモンデリーズ工場の労働者は、12時間勤務に2回連続してついた後、帰宅準備中に事故に会い死亡した。ムハマッド・ゾハイブさん19歳は、6月5日、帰宅の準備をしていたところ致命傷を負った。彼は疲労で倒れそうになっていたが、工場の門の外で、労働者を工場に運ぶ小型トラックが突然バックして、轢かれたものである。

工場は、手当てを必要とする負傷した労働者の治療や搬送の手立てがなく、救急車も持っていない。ゾハイブさんは民間医療センターに運ばれ、そこで応急処置を受けたが、医療保険がなかったために適切な治療は施されなかった。その後、リヤリ総合病院に運ばれたが、ここで怪我のために亡くなった。

ムハマッド・ゾハイブさんは契約労働者だった。モンデリーズの10億ドルの強力なブランドのひとつを生産するこの工場に常用生産労働者はいない。この工場で、労働派遣会社HRSグローバルに雇用され、モンデリーズの担当者に監督される150名の不安定雇用労働者によって、Tangが製造されている。

協定を守れないアコー社、またも労働者の権利を侵害する ― 今行動を!

18.06.13 Urgent Action

フランスに本社を置くホテル多国籍企業アコーは、労働組合権と自社が締結した協定を順守することを学べるだろうか?

アコーにメッセージを送るには、ここをクリック!

北米のIUF加盟労組UNITE HEREのローカルユニオンは5月30日、カナダ、オタワにあるフランス大使館を再訪し、ノースヨークとオタワのアコー・ノボテルがオンタリオの法律と国際基準を再び侵害していると報告した。これらのホテルの労働者は長年、組合の支援を得て組織化活動を行ってきており、組合は、アコーが従業員の組合代表の権利に介入しないという合意が経営者と出来ていると理解していた。

アルジェリアのケータリング労働者、ストライキ第3週目に入る ー 今行動を!

18.06.13 Urgent Action

アルジェリアの国営大手石油化学会社ソナトラックにケータリングやその他のサービスを提供する約1200名の下請け労働者は、厳しいストライキの第3週目に入り、ハッシルメルの本社の前でテント生活を続けている。

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超富裕企業ソナトラックは、世界最大の石油化学会社の一つで、ハッシルメルは、欧州への輸出も含め、石油とガス輸出の主要拠点である。

6月12日:2013年の児童労働反対世界デー、家事労働の児童を対象に

15.06.13 News

IUFは、6月12日の児童労働反対グローバルマーチによる児童の家事労働廃止と若い家事労働者保護のためのキャンペーン立ち上げを歓迎した。

グローバルマーチのキャンペーンは、家事労働者に関するILO条約第189号の批准を推進し、世界中の子供の家事労働者のために教育と訓練を受ける自由と機会を呼びかけるものだ。まずは、インドネシア、パナマ、トーゴを対象とする。

児童労働反対世界デーを記念してILOから出された最新の報告書によると1050万人の子供たちが、他人の家で、危険な、時によっては奴隷のような条件で家事労働者として働いていると推定される。

ILOの報告書、『家事労働における児童労働を終了させるー若年労働者を虐待と搾取から保護する』は、ここからダウンロード

グローバルマーチキャンペーンの支援は、ここをクリック。

マクドナルドの国際アクションデー

15.06.13 News

6月6日、30カ国以上のマクドナルド労働者は、米国ペンシルバニアのマクドナルドで労働条件に抗議している移民労働者に連帯して、国際アクションデーに参加した。

IUFとその加盟組合は、様々な国で多くのデモを組織してこのアクションを支援した。

アクションの全報告と写真は、ここをクリック。

イスラエルのマクドナルド労働者、権利を求める

09.06.13 News

イスラエルの最大の若年者従業員委員会が6月3日に設置され、何千人ものマクドナルド従業員がヒスタドルート・ワーク・スタディ・ユースユニオンに加入した。労働者は、今労働協約とより良い賃金と労働条件の向上を求めている。

イスラエルのビジネスマンに所有され、マクドナルドは何千名もの若者を雇い、イスラエルで160の店舗を持つ最大かつ最も利益を上げるファーストフードチェーンである。高い利益を上げているが、若い従業員は、最低賃金で雇われている。

マクドナルドの従業員代表は、経営者の反対に会い、組織化の努力の障害に直面していると報告している。

ヒスタドルート・ワーク・スタディ・ユースユニオンは、若年者労働法違反に関するマクドナルト従業員からの苦情が過去数年間で事務所に累積されていると報告する。無給病気休暇、無給研修、法律で要請されるように旅費が払い戻されないなどである。

昨年7396名の若い労働者が組合に加入した。写真は組合員加入用紙に署名した2人の新しいマクドナルドの組合員だ。

中国鶏肉加工工場の死亡火災事故が独立労組の必要性を浮き彫りにする

09.06.13 Editorial

6月2日、中国北東部、吉林省徳恵市の鶏肉加工工場の火災で120名の労働者が死亡した事故をIUFは悼むものの、驚きはしない。火災が起きた時350名の労働者は狭い出口がひとつしかない加工工場の中に閉じ込められた。

労働者は、工場の扉は施錠されており、火元と見られるアンモニアなど職場の危険について警告も訓練もなかったと報告している。この工場は、中国政府から鶏肉加工の『革新的なアプローチ』で賞賛され、吉林省の『トップ100』アグリ工場として承認されていた。

中国の報道機関は、この工場の労働条件は、混雑しすぎて、火災避難通路と手順は、劣悪で検査標準以下だったと結論づけたと報道している。

なぜ、危険な状況が許されたのか?

ほとんどの報道は、労働者と製品の安全性と環境劣化を犠牲にした腐敗した国家役人とビジネスの癒着関係に焦点を当てている。しかし、国家役人と使用者は、労働者が職場安全のために集団組織化を自由に行えない限り危険な職場を黙認する。この工場火災と他の職場の悲劇の根本的な原因は、独立労組を結成する労働者の権利が否定されていることだ。独立労組は、職場における人権行使の唯一の手段である。

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