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ネスレ欧州労組、インドネシアとパキスタンでネスプレッシャーを止めよと要求!

15.11.11 News
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118日にスイス、ジュネーブのネスレ欧州労使協議会で、欧州の20のネスレ労組の代表が、集団で会社にインドネシアとパキスタンの労働組合権の攻撃を即座に中止するように要請した。労組はネスレがインドネシアで解雇された組合員を職場復帰させ、彼らの生活の糧を確保させ、パキスタンの労働組合活動家に対するすべての嫌がらせを止めるよう主張した。

代表者全員が署名をしたネスレCEOポール・ブルケ氏宛ての書簡が、会議冒頭ににネスレ欧州労使協議会共同会長ピーター・シュミッドからネスレ欧州経営者の代表Laurent Freixeに手渡された。書簡の内容は、以下の通りである。

ジュネーブで2011118日に開催されるネスレ欧州労使協議会に参加する署名者は、パンジャン工場の経営者が原則として仲裁が行われている時にSBNIPの53名の組合員を解雇したことを知り、強く憤慨している。これは甚だしい労働組合権の侵害であると見ている。また、パキスタンのカビールワラ工場の経営者の組合とその委員長モハマッド・フセイン・バティを弱体化するための行動に憤りを感じている。組合が擁護する契約労働者の雇用身分に関して誠実な交渉を行う代わりに、現地経営者は挑発を行い、組合委員長を停職処分にして組合活動ができないようにしている。

我々は、ネスレに対し、SBNIPの解雇された組合員全員が即時に無条件に職場復帰できるようにそして現地経営者が長期間遅れている団体交渉で誠実な交渉を開始できるように迅速な行動を要請する。パキスタンの経営者は、カビールワラ労組と誠実な交渉に入るべきで、組合員と組合役員に対する嫌がらせおよび解雇を止めるべきだ。

我々の仲間の労働組合活動家とネスレの同僚はこのふたつの争議の進展について定期的に情報を受けている。貴殿の決然とした行動がこのふたつの争議の解決に役立つ。この目的に向けて真性かつ迅速な進展を期待するものである。

Laurent Freixeは、ネスレ役員会を代表して、この書簡を受け取り、ブルケ氏に渡すことを約束した。