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すべて込のツアー形態は、ホテル労働者にとって持続可能か?

14.03.13 News
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「ツーリズム・コンサーン」とIUFは、すべて含まれるツアー形態の観光が、世界のホテル労働者の権利にどのような影響を与えているかをより良く理解するために、協力することになった。ホテルを含むすべて込のツアー形態はますます普及してきており、厳しい世界経済状況を反映して消費者からの需要が増え、市場が拡大している。

すべて込のツアーを積極的に売り込むために、欧州の大手ツアー手配会社は調査やプロジェクトに資金を投じ、その形態のツアーは「持続可能」であり、本質的に「持続不可能」なものではない、という主張を裏付けようとしている。一方、IUFとそのメンバーは、すべて込のツアーはコスト幅を引き下げ、それに伴いホテル労働者の賃金と労働条件が下がる、という懸念を挙げてきた。さらに我々は、このツアー形態は地域社会や経済、あるいは地元の起業家に恩恵を与えないと、何年にも亘り主張してきた。

我々は、次のような重要な調査に取り組んで行く: 1)ホテルを含むすべて込のツアー形態が、ホテル・セクターの労働者の労働条件と労働の権利にどのような影響を与えるか? 2)すべて込のツアーに含まれるホテルの労働条件は、その従業員と家族のより広範囲な社会・経済状況と生活条件にどのような影響を与えるか?