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協定を守れないアコー社、またも労働者の権利を侵害する ― 今行動を!

18.06.13 Urgent Action
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フランスに本社を置くホテル多国籍企業アコーは、労働組合権と自社が締結した協定を順守することを学べるだろうか?

アコーにメッセージを送るには、ここをクリック!

北米のIUF加盟労組UNITE HEREのローカルユニオンは5月30日、カナダ、オタワにあるフランス大使館を再訪し、ノースヨークとオタワのアコー・ノボテルがオンタリオの法律と国際基準を再び侵害していると報告した。これらのホテルの労働者は長年、組合の支援を得て組織化活動を行ってきており、組合は、アコーが従業員の組合代表の権利に介入しないという合意が経営者と出来ていると理解していた。

オンタリオでのアコーの権利侵害は克明に文書で記録されている。オンタリオ労使関係委員会は、ノボテル・ミシサガの組合組織化を妨害するためにアコーが非合法な活動を組織的に行ったと、昨年9月に裁定した。2012年12月には、「多国籍企業に関するOECDガイドライン」のフランス政府のナショナル・コンタクト・ポイントが、アコーはオンタリオ及びベニンのコトヌーのノボテルで何年間にも亘り同ガイドラインを侵害していたと断定した。フランス政府はアコーに対し、これらの闘争を解決するため、両国の労組と誠実に交渉するように要求した。

1月、オンタリオ労使委員会の監督の下、アコーは協定に署名したが、一貫してその内容に違反してきた。組合はオンタリオ労使委員会へ新たに告訴し、経営者が組織化支援を低下させるために、従業員の雇用保障を脅かし、非合法な監視や尋問を行い、労働条件を変更したと主張した。

1995年にアコーは、『アコーの従業員の組織化活動に反対しない』ことにコミットする協定をIUFと締結している。

ベニンでは労働者が12年以上も待っているが、協定もなければ、団体交渉の条件に合意する上で誠実さもない!フランス政府が誠実な交渉を要請しているにもかかわらず、世界でも最貧国のひとつである同国で長期勤続従業員が多くいるホテルで、経営者は全職務の賃金体系から年功制を廃止すると主張している。

不誠実さと協定の侵害はもうたくさんだ。アコーに労働組合権及び締結した協定を順守するように言おう!

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