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モンデリーズ、レバノン工場即時閉鎖を発表―銃器を携帯する護衛が控える中で

03.07.13 Urgent Action
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5月17日、ベイルートのモンデリーズに雇用される100名以上の労働者は突然、工場が閉鎖され、全員が仕事を失うと告げられた。生産はコストの安いエジプトに移される。そのアレキサンドリア工場では、昨年、組合幹部5名が解雇され、組合が潰されている。

モンデリーズにメッセージを送るにはここをクリック!

異常に低い水準の在庫と生産の説明を数ヶ月以上に亘り何度も求めたにもかかわらず、会社はキャドバリー・アダムス労組に、すべて順調であり何も恐れることはないと保証していた。

5月17日に、労働者は工場の食堂に集められた。そこには武装した銃器を携帯する護衛が控えていた。そして、工場は6月19日を最後の給料日として閉鎖されると告げられた。経営者は、武装護衛を雇うのは、閉鎖発表時の通常の慣行だと組合幹部に言い張った。

電話とインターネットのアクセスは、即時に停止された。工場の敷地内に置かれたモンデリーズの商業施設は、即時に他の場所に移された。組合は後になって、新しい商業事務所は6ヶ月も前にリースされていたことを知った。うその上塗りである。

組合は、雇用喪失の補償の交渉を締結できていない。会社は、労働者が支払い義務を維持できるようにするため、労働者の医療保険を今年一杯支払い続ける約束と、法律で規定されている通告期間の補償額を最終的な補償に含めるのではなく、即時に支払うという約束を破った。組合は、会社が兵糧攻めで労働者を降伏させ、そして補償手当ての争議で労働省の支援を得ようとしていると確信している。

今行動しよう!モンデリーズの情け容赦ない独断的行動に抗議し、雇用喪失に公正な解決策を出すために組合との交渉を要請するメッセージを同社に送ろう。