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モンデリーズ、支払いを120日に延長してサプライヤーを苦しめる、次は誰?

29.08.13 News
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7月からモンデリーズの主要サプライヤーは、なんと120日間も支払いを待たなければならない。フォーチュンの8月15日付けの記事、「スナックメーカーの不快な慣行」は、この動きを一枚上手の驚くべきケースと呼んでいる(オンライン購読契約者向けの記事)。支払いを75日まで延ばそうとしている有力な企業は一部あるが、通常サプライヤーとベンダーへの支払い期間は、60日を越えることはない。

モンデリーズは今や、支払いを遅らせるマーケットリーダーであると同時に、主要食品多国籍企業の中で最も負債が大きい企業であると断言できる。

この二つの点は相互に関連する。その点をこの記事は次のように述べている。「大企業がなぜサプライヤーへの支払いを遅らせようとするか、理解できる。巨額の利子払いに追われている状況なら、なおさらである。何百万ドル、あるいは何億ドルを14カ月でも手元に置けば、ニーズに合わせてこの現金を活用することができる。あるいは投資し、その利益を獲得することもできる」。しかし記事によると、モンデリーズの顧客に対する原則は厳格であり、菓子類とスナックの支払いは、それぞれ15日と25日以内である。

モンデリーズは、フォーチュンの記事の執筆者に次のコメントを送った。「支払い期間延長は、我々を業界基準により合致させ、公平な環境で競争することを確実し、同時に支払いプロセスの透明性と予測可能性を向上させる」。

このたわごとは、人権侵害の申し立てに対応するのと同じ「厨房」で作られたようだ。支払いを4ヶ月に延長することは、既に絞られているサプライヤーとその労働者へのプレッシャーを徐々に高め、会社のサプライチェーンを弱体化させる恐れがある。

支払いプロセスの透明性と予測可能性を向上させる会社の取り組みの一環として、モンデリーズの労働者は、やがて4ヶ月の遅延に直面するのだろうか?