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マクドナルドで勝利! ‐ アメリカの移民労働者が未払い賃金と損害賠償を受ける

14.03.14 News
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2013年6月6日、30カ国以上でIUF加盟組合と労働者たちは初となるマクドナルド国際行動デーに参加し、「マクドナルドは支払いに応じろ!」というスローガンを掲げ、劣悪な労働条件に抗議するアメリカの移民労働者のストライキを支援した。(文化交流プログラムを通じて渡米した南米やアジアの学生らは、フルタイムの仕事で3,000ドル稼げると聞いていたが、実際にはパートタイマーとしてしか雇用されず、休憩も残業代もなく24時間シフトで働かされたり、24時間待機を強いられた者もいた。また苦情を言ったり仕事を断ると脅迫や報復を受けた。これを受け2013年3月、ペンシルベニアでマクドナルドの労働者がストライキを行った)。

これらの労働者たちは、ようやく重要な勝利を納めた。労働省はこれらの労働者に対する20万ドル以上の未払い賃金と損害補償の裁定を下し、また最低賃金法違反でこれらの労働者が働いていた全てのマクドナルド店舗に召喚命令を発した。
この勝利は、全米の何千人ものファストフード労働者が最低時給を15ドルに引き上げるよう要請している最中にもたらされた(詳細は ここから )
この闘争をけん引している組織、全国ゲストワーカーズ同盟(NGA)は、マクドナルドが実施すべき事項を以下のように言及する:
1. フランチャイズ店の監査を実施し、移民労働者が働いているかどうかを明らかにし、彼らが搾取されていないかどうかをNGAが確認できるようにする。
2. マクドナルドのフランチャイズ店が賃金泥棒や他の労働法を犯した場合、それを公然と認め、マクドナルド社は労働者に対し責任を負い、フランチャイズ店を罰する。
3. 全国レベルの時給15ドル要請に応じ、報復なしに組合を結成できる権利を認める。
移民労働者がはじめてNGAに参加しそれを2013年3月に公にしてから、マクドナルドは報復やブラックリスト化で労働者を脅かし、応酬および脅迫しようとした。またマクドナルドは、労働者たちが搾取を曝露し、未払い賃金を獲得し、制度を変える前に彼らを強制的に帰国させようとした。
現在NGAは、アメリカに「証拠を本国送還」するのを止めさせ、労働権及び人権侵害を暴露する移民労働者に信頼できる法的強制力のある保護を提供させるよう、国連人権委員会に要請している。
アメリカの人権遵守の調査に移民労働者の権利を含めるよう、国連人権委員会に要請する文書を送るにはここ をクリック。