Home

ハインツ:雇用闘争を止めよ!持続可能な雇用を求める闘いで相互支援を誓い合うIUFメンバー

10.04.14 News
印刷用ページ

ハインツ組合の国際会議がIUF加盟組織UFCWの主催で、2014年3月13-14日、アメリカのピッツバーグで開催された。アメリカ、カナダ、イギリス、オランダ及びウクライナから25名が参加し、3Gキャピタルとバークシャー・ハザウェイがハインツを買収した後、新たな経営陣が開始したリストラ措置に対抗するため、連携の開発と連帯ネットワークの構築の方法について協議した。ニュージーランドの組合はインターネットを介して会議に参加し、トランス・タズマン組合連携グループ活動について報告した。また別のセッションでは、最近ハインツがテュルンハウトのケチャップ工場の閉鎖と未組織の工場への生産移転を発表した、ベルギーの組合代表もネットを介して参加した。

この会議は、ハインツが工場の数を減らすだけでなく、業務を組み合わせ一人あたりの業務量を増やし、既存の工場の労働者数を減らす方向にあると判断した。ハインツの本質の変化は、同社の本拠地ピッツバーグにさえ工場がない事実からも明確に伺える。地元経済に貴重な貢献をしてきたが、現在ではハインツ歴史センターが残るのみで、過去のものとなっている。ハインツの新たな時代は上場廃止に始まり、同社は金融機関所有の非公開企業となり、初年度で雇用を10%近く削減し、同じスピードで削減を継続する計画である。

また同会議は、ハインツの現状とグローバル食品産業とサプライチェーンにおける役割を精査し、ベルギーのテュルハウトの採算が取れている工場を閉鎖する決定を強く非難し、その労働者の支援を誓った。そしてIUF書記局に調査を継続し、定期的にオンライン会議を開催するよう依頼した。