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フィリップ・モリス・インターナショナルが大量解雇を発表

22.04.14 News
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44日の金曜日、オランダのフィリップ・モリスの従業員1,400人は、同工場が101日に閉鎖されると通告された。

オランダ南西部にあるベルゲン・オプ・ズーム工場はフィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)の世界最大の工場で、最新工場のひとつである。マルボロ、L&M、チェスターフィールドなどのブランドが1980年から製造されてきた。

1,370人の従業員のうち1,230人の製造労働者が失業の危機にある。さらに派遣会社を通じて雇われている400人にも影響を及ぼし、この地域で2,000人の雇用喪失が見込まれる。

このような次第であるが、2013年、PMI800億ドル以上の純収入を上げており、オランダの税制優遇環境の恩恵を受け続けるために、オランダに踏みとどまる決定をした。PMIオランダの総収入は2012年、5億ユーロ以上を計上した。

IUF加盟組織のFNV BondgenotenCNV Vakmensenは労使協議会と共に、現在、工場閉鎖案の根拠を調査中で、雇用を維持するためのできることを全てやる姿勢を示している。彼らは多国籍企業に対する税制優遇策と補助金について、またPMIとオランダ税務当局の間で交わされたと噂される合意について、政府に問い合わせている。

今回の発表の前にフィリップ・モリスは、オーストラリアのたばこ生産を今年中に止めると発表した。韓国に生産を移すため、メルボルン工場の閉鎖により180人の雇用が失われることになる。