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トルコのスータス乳業が労働者を解雇し、ピケを張っていった組合活動家を脅すために糞尿をまき散らす

29.09.14 Urgent Action
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トルコのスータス乳業の組合員たちは経営による大規模な脅しに直面しながらも、権利を求めて闘っている。経営は解雇をはじめ、検察への刑事告発、警察による組合事務所の捜査、そして解雇された労働者がピケを張っている工場の門付近の座り込みの場所に13トンもの液体糞尿をまき散らすという嫌がらせを行っている。スータス社にメッセージを送るにsutasここをクリック。 

IUFの加盟組織、たばこ飲料食品関連組合TEKGIDA-Isは、スータス社の労働者を2012年に組織し始めた。しかし使用者は組合化を阻止するため、即刻30名の労働者を解雇した。労働者とその組合は彼らの権利の放棄を拒否し、組織化を継続した。これまでにブルサ・カラカベイとイスタンブール・アカサレイの2工場で、83人が組合に加入した後解雇されている。多くの労働者が脅しや家族への電話を受け、組合を辞めるよう強要されている。また、会社に対する批判コメントをソーシャルメディアに投稿したため解雇された者もいる。労働者たちは電子国家パスワード(全ての政府関連の事に必要なオンライン・パスワード)を使用者に教えるよう強要されていて、これを使い会社の役員は、労働者が組合に加入しているかどうかを判断できるようになる。これは違法行為であるが、拒否した労働者は解雇されている。

2014年4月以来、解雇された労働者は家族と共に工場の門の所でピケを張っている。経営はピケを張っている人々を隠すため、その場をトラックで囲んだ。解雇された労働者たちが解散するのを拒むと、座り込みの場所に13トンもの液体糞尿をまき散らした。こうしてピケを終わらせ抗議者を解散させようとしたわけだが、ハエが寄ってきてしまい、乳業工場の食品安全を脅かすことになった。結局経営者はその場所を清掃し、周りの村を消毒しなければならなかった。

工場のオーナーでトルコ実業家ビジネス協会(TÜSIAD)の会長ムハレム・イルマズ氏は、スータス工場での糞尿事件のニュースが広まると、同会長職を辞任した。

ピケを張っている労働者とTEKGIDA-Isの役員たちは激しく攻撃され、カラカベイ工場の門でのデモを解散させるために警察に逮捕されている。

ここからスータスにメッセージを送り未払い賃金を伴い無条件に83名を復職させ、彼らの労働組合権を全面的に承認するよう要請しよう。