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ニカラグア:ペプシの物流会社が組合を結成した70名の労働者を解雇

03.12.14 News
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Nicaraguasmall2014119日、ペプシコの中米の旗艦ボトラー、エンボテラドラ・ナショナルS.A.ENSA)が生産する製品の販売・流通を行うニカラグアのロジスティック会社(シュナイダー)で働く労働者たちは、マナグアに組合を作った。すると24時間以内に、同社は70名の組合員と役員を解雇した。

組合の要請に応えENSA工場を調査した労働省は、大量解雇を実証し基本的権利の侵害を確認し、不当に解雇した労働者を復職させるよう会社に命じた。

同社はシュナイダー労働組合にアドバイスしているパワー労働者連盟のマーシャル・カブレラ事務局長との会合で、組合の結成に携わった25名の活動家を除く45名だけを復職させる提案をした。シュナイダー・ナショナル社は労働省の復職命令を控訴し、それは支持された。労働者たちは彼らの権利を守るため、マナグアのENSA-ペプシ工場のメイン入口でピケを張り続けている。

シュナイダー・ナショナル・ロジスティクス社はニカラグアでペプシコの製品を運搬し、その労働者たちはペプシのロゴが入ったユニフォームを着用しているにも関わらず、ペプシとの直接的関係を否定する。インドの西ベンガルにあるペプシコが独占契約している3つの倉庫で組合を結成しようとして2013年、162名の労働者たちが容赦なく解雇されているが、この責任拒否は、そのペプシ倉庫で人権侵害を犯しながらペプシコが責任を否定しているのに酷似している。

ペプシコは、サプライチェーンでの深刻な権利侵害の責任を再び否定するのか?