Home

フィリピン議会がツナ大手企業シトラ・ミナの残忍な虐待に着目

23.03.15 News
印刷用ページ

318日、フィリピンの下院で、フィリピンのツナ会社シトラ・ミナによる虐待及び不当行為に関する第1回議会公聴会が開かれ、同社の労働者の正義を求める長い闘争の重要な節目となった。

 ナショナルセンターSENTROIUFの支援を受けた労働者たちは、組合の承認と、組合が設立・登録された後の20139月に始まった弾圧の中、冷酷に解雇された70名の組合員と支持者の復職を要請している。組合のジュマリー・アレヴァロ委員長をはじめ、SENTROのジョシュア・マタ書記長、及び昨年シトラ・ミナ―出資船舶がインドネシア海域で違法操業を行い拿捕された後、組合が救助した拘束された43人の乗組員の一人が、組織的な労働基準及び労働組合権の侵害、不安定雇用の頻繁な乱用、法的義務を回避するための架空会社、船舶における奴隷を扱うような状況と航海中の死亡など、シトラ・ミナ・グループの虐待のパターンについて詳細を語った。

 CitraMinahearings

公聴会で証言する、救出されたシトラ・ミナの乗組員のひとり、クライド・バテランテ氏

 

労働雇用省のレベッカ・チャット事務次官は会社側の弁護士に対し、漁船の所有者と水産会社の双方に全ての労働基準侵害の責任を政府は問うと強調し、シトラ・ミナの漁船航海中の死亡を受け組合が推進した、漁船に課す基準を強化するための適切なアプローチを開発中だと述べた。

 議長は、次回の継続公聴会で、インドネシア当局に拿捕された船舶の船長に答弁を求めると伝えた。