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ミャンマー: 高級ホテル・ベルモンドが組合つぶし

03.06.15 News
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現在ミャンマーの前首都ヤンゴンにはホテル組合が二つある。しかし最高級ホテルのベルモンド・ガバナーズ・レジデンスの経営は、嫌がらせ、解雇並びに脅迫を使って組合を廃止させ、その数を半分にしようとしている。

ガバナーズ・レジデンスに加えて、ベルモンド(元オリエント・エキスプレス・ホテル)はミャンマーのイラワディ川の高級クルーズ船2隻と世界中に何十軒もの高級ホテル(ヴェニス・ホテル・チプリアニを含む)、そしてロンドン-ベニス間のオリエント・エキスプレスを経営する。組合は、2014年にオリエント・エキスプレスがベルモンドになる前に同ホテルで設立されていた。新しい会社が設立された直後、経営は組合つぶし行動を開始し、組合委員会の経験豊かなスタッフを降格させたり賃金を減らしたり、またその他を解雇し始めた。

ガバナーズ・レジデンスはビルマがイギリス直轄植民地下に置かれていた時の総督の公邸跡に所在する。組合は労働者と彼らの権利のために闘う決意を固めており、独立組合の設立と、軍事政権と抑圧の後遺症を打開するために闘うミャンマーの労働者を積極的に支援するIUFの全面的支持を得ている。