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コカコーラパキスタンの長期にわたる激しい闘争、包括的協約締結で終了

30.07.10 News
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IUFと米国アトランタを本拠とするコカコーラカンパニー(TCCC)とコカコーラ・イチェジェク(CCI、コカコーラの中東、パキスタン、中央アジア管轄のトルコを本国とするボトラー)間の交渉された協約により、コカコーラビバレッジパキスタン(CCBPL)における雇用と労働組合権に関する激しい闘争が成功裡に解決した。

 

本協約により、不当解雇された労働者は全員100%の補償を得て職場復帰する。会社はPEU労組がムルタンボトリング工場のIUFメンバーを代表する組合であること認め、今後、組合員や組合役員に対し、嫌がらせや解雇を行わない事を保証した。

 

CCBPLのボトリング工場で組合加入の権利を害した不安定雇用の慣行を是正するために、本協約は、187名の常用直接雇用を作りだす。

 

本協約は、IUFとCCI・TCCCが国際的に監督し、現地のプロセスとIUFとパキスタンのCCBPLの加盟組合で結成された実施グループを通じて実施される。

左から右:カイスタ・レーマン、カリッド・ペルベズ、グラーム・ラスール

 

ムルタンPEU労組委員長、グラーム・ラスールは、「この協約は、1年以上前に不当解雇された組合員の権利を回復させ、コカコーラムルタンで組合権を行使する機会を与えるものだ」と宣言した。

 

ラヒーム・ヤー・カーンのコカコーラ労組委員長、カリッド・ペルベズは、この協約を「コカコーラパキスタンにおける組合権と承認、そしてIUF加盟労組全国食品飲料タバコ労連(NFFBTW)の活動にとって大きな進歩になるもの」と呼んだ。

 

カラチコカコーラ飲料労組委員長でIUFグローバルコカコーラ労働者同盟の運営委員会委員、カりスタ・レーマンは、「これは、パキスタンの全コカコーラ労働者にとって大きな勝利だ。今や職場で尊敬と尊厳を確保することができる」と言った。

 

IUF書記局での約19時間に亘った交渉2日目の最後、725日午前4時に協約案が合意された。その後IUF、TCCC、CCIが協約に正式な署名をし、パキスタンのIUF組合員と協議の上承認された。両者は、相互合意の解決に向けた固い意思で723日に交渉を始め、この交渉が2日間続けられた。CCI代表団は、国際事業部門社長のフセイン・アキンと中東パキンスタン地域担当社長のロン・ジョーンズが、TCCC交渉チームは、グローバル労使関係局長エド・ポッターによって率いられた。