Home

ユニリーバでセクハラ防止のための共同公約

03.02.16 News
印刷用ページ

食品及び日用品製造のグローバル企業ユニリーバの労働者を組織する国際産別組織IUFとインダストリオールは、同社の職場におけるセクハラを防止するため、会社と共同公約を締結させた。

この共同公約は、セクハラが職場の内外で普遍的な問題であることを認識する。国際労働機関がセクハラを一種の性差別と定義し、多くの国で違法である一方、効果的に取り組むのが困難なままだ。この合意書には、目標達成のためにユニリーバ、IUF、インダストリオールが協働する上での基準、原則及び行動が示されている。

 

合意書は、全てのレベルのユニリーバ経営並びに派遣社員などを含む全従業員がセクハラ行為を完全に認識できるよう、セクハラの明確かつ包括的な定義を述べている。また、従業員が潜在的な問題を如何に提起し如何なる嫌がらせも自信を持って報告できる手順を明記し、苦情申し立てがあった場合会社が取るべき具体的な措置を明確にし、ユニリーバの各職場でこの公約を共同で実施し、進捗を評価する詳細なガイドラインが盛り込まれている。

 

この合意書の発表に合わせて出された共同声明の中で、IUFのロン・オズワルド書記長は次のように述べた:「これは、セクハラに効果的に取り組み、この重要な分野でユニリーバの全ての労働者の権利が十分守られるための具体的且つ実践的な共同活動である。我々はこの活動がきちんと実施・監視され、フォローされるよう、ユニリーバと同社の我々のメンバーとの協働に期待する」