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モロッコの魚缶詰会社DOHAで悪質な組合つぶし

09.02.16 Urgent Action
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979モロッコのアガディールで500人以上の労働者が、富裕なBICHAグループに属するDOHA社で2015年3月からストライキを行ってる。同社の95%近くの労働者は女性で、世界各地への輸出向けに魚や他の製品の缶詰を製造している。迎合的な法的及び政治的権力の助けを得て、同社は組合を解散させ、組合員を解雇し、ストライキに参加した者を刑事罰の対象にさせ、組合役員らの自宅を押収する事を模索した。DOHAにここからメッセージを送ろう!

 

2011DOHAのアガディール工場の労働者たちは、CDTの支部を結成した。20日間のストライキの後、地元当局は地域で圧倒的人気を得ていた運動から圧力を受け、会社に組合を承認するよう要請した。しかし経営は2014年から、組合を解散させ、自分たちの職場代表を強要し、有給のトイレ休憩の否定を含めた労働者への圧力を強化させる動きに出た。201536日、経営は51名の労働者を解雇した。そのうち45名が女性で、25名はCDTの組合員だった。これによりストライキが起こり、現在も続いている。

 

会社は労働法に違反し新たに500人の労働者を雇い、活発な51名の組合員に対し金銭的損害の刑罰を模索し、ラモウン・アブデラ委員長に対し300万ディルハム(約3,600万円)の損害賠償をすることで、報復に出た。アブデラ委員長はこの罰金を支払えないため、裁判所は彼がまだローンを支払っているアパートの「予備的押収」を命じた。アブデラ委員長の案件が上訴手続きに進み、裁判所が組合員を守るために押収の刑罰を支持したため、組合は連帯の座り込みと抗議行進を行った。

 

この争議を支援しよう!DOHAにここからメッセージを送組合を承認し、解雇された労働者を復職させ、彼らと組合委員長に対する訴訟を全て取り下げ、誠意をもって交渉するよう要請しよう。