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オーストリアの労働組合が新政府に対して、EU-カナダCETA貿易協定の否認を求める

21.06.16 News
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IUF加盟組織のPRO-GEは5月31日に、STOP TTIP連合を組む市民社会組織と一緒に、オーストリア政府に対して、EUとカナダでの間で交渉されている包括的経済貿易協定(CETA)の否認を求めて、新しい連邦政府の会合の外でデモを行った。この条約の最終文書は長年の秘密裏の交渉を経てようやく2月に公表されたが、現在も交渉が続けられているより良く知られているEU-アメリカのTTIPに対し大規模な反対を呼び起こした多くの有害な要素を含んでいる。

CETAは、国家の法システムを回避して、政府を直接訴えることができる投資家対国家間の紛争解決条項(ISDS)を含んでいる。また実質的にあらゆる種類の公共サービスを民営化させ、公共の事業に戻すことを困難にする。生命を救う医薬品とその他の形態の企業知的財産の特許の延長;そして労働者と消費者の健康と安全基準、そして環境保護を弱めることにつながる。

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条約が発効されるために、政府と欧州議会の双方によって批准されなければならないかどうかはまだ不明であるが、欧州議会はそのプロセスを整理している間は、「暫定的」に発効されることを提案している!したがって、PRO-GESTOP TTIPはオーストリア政府に対して、来る欧州理事会閣僚会議において締結のために提出されたとき、条約を拒否するように求めている。