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一連の権利侵害、シトラミナ社は新たな犠牲者に責任を持て

18.04.17 Urgent Action
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シトラミナは、船員を身分証明書や許可証を保持させずに国境を越えさせているにも関わらず、彼らが拘束や拘留されても放置していた。また船員への援助あるいは母国への送還を支援することも拒否した。711日には拘留されていた船員1名が拘留中に死亡した。IUFおよび加盟組織のSENTRO8月に船員177名を帰国させることに成功した。しかし会社は、船長のウィルフレド・エスタンパ氏一人に責任を押し付けて放置し、深刻な病状にも関わらず投獄された。

 

エスタンパ船長の病態は悪化し、117日に他界した。現在もシトラミナ社は、遺族からの船長の遺体を帰還させる要請を拒否し続けている。

 

シトラミナ社は人権侵害を止めようとせず、一連の事件においても責任を認めていない。シトラミナ社にエスタンパ船長の遺体をフィリピンへ帰還させる手続きを進め、拘束・放置された船員への賠償金支払い、そして労働者の人権を尊重するよう要請には、ここをクリック


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インドネシア・ビトンの拘置所にて家族とスカイプ(IUFSENTROで調整)で会話するウィルフレド・エスタンパ船長(左から2番目)。同拘置所には、エスタンパ船長とシトラ008号の船員が拘留されていた。エスタンパ船長が家族と連絡するのは、これが最後となった。