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独立組合がコカ・コーラ・アマティル・インドネシアのゼロ権利体制に挑む

25.10.17 Urgent Action
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インドネシアが圧政的な軍事独裁から解放されてから20年近く経つが、ザ・コカ・コーラ・カンパニー社のボトラーでオーストラリアに本社のあるコカ・コーラ・アマティル(CCA)のインドネシアの労働者たちは、依然として職場の民主権を待ち焦がれている。コカ・コーラ・アマティル・インドネシアの労働者たちは、民主的な独立組合を結成しようと準備している。これに対し会社は、メンバーと選出された役員たちに対し組織的に攻撃している。

 CCAは、組合役員のアトラ・ナルワントとルツフィ・アリヤントが組合委員長としての役割を果たせないようにするため彼らを強制的に異動・停職させ解雇し、2か所で独立組合の結成に対し反撃した。新たな独立組合のメンバーたちは、組織的な嫌がらせを受けている。そしてスラバヤ工場の150名の労働者たちがCCAの強要するスハルト時代の労働組織に懸念を示す嘆願書に署名すると、彼らは署名を撤回するよう経営に圧力を掛けられた。

 スハルト軍事政権時代に労働者が自らの人権を守るために組織化するのを防ぐため創設された組織を源流に持つSPSIRTMM(インドネシアたばこ食品飲料全国組合)は、CCAの人権を抑圧するパートナーである。インドネシアのコカ・コーラ・アマティルはスハルト時代の労働協約を維持しており、これは実質的に労働者たちを制御下に置き管理する懲罰規則である。それは、軍部が任命し支持した労働組織の行動に疑問を投げかけることは法律的に暴動に等しい時代の名残である。

IUFは、ザ・コカ・コーラ・カンパニー(TCCC)とCCAに対しこれらの侵害に注視するよう、繰り返し通知してきた。しかし侵害は継続し、国際的に承認された人権関連法が完全に犯されている。

コカ・コーラ・アマティル・インドネシアの独立組合は、彼らのメンバーの権利を求めて闘っているばかりではない。彼らは、人権を守るために立ち上がったインドネシアの労働者全員の権利を保護し、また過去の独裁政治の遺産に抵抗し国の民主的な将来を確保するためにも闘っている。インドネシアで最も幅広く知られたグローバル・ブランドを製造する企業であるコカ・コーラ・アマティル・インドネシアで、冗長な軍事規則の産物が未だに根強く残っている。

インドネシアのコカ・コーラ・アマティルとアメリカのザ・コカ・コーラ・カンパニーにここからメッセージを送り、不当に処罰された組合役員のアトラ・ナルワントとルツフィ・アリヤントの権利を復活させ、コカ・コーラ・アマティル・インドネシアの民主的な独立組合と交渉することで、これらの人権侵害を修復させるよう主張しよう。あなたのメッセージはCCATCCCに電子メールで送信され、署名活動の一環として届けられる。