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ブラジル:また農村労働者と権利擁護者が殺害される

19.01.18 News
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Resplandes

ブラジルの農村労働者、小作農及びすべての人権擁護者に対する暴力の被害規模、そして原住民の土地と権利を求める闘争が高まり続けている。19日、アナプで農村労働者であり、土地改革の民兵だったヴァルデミール・レスプランデスさんが銃殺された。アナプはパラ州にあり、2005年にアメリカン人修道女の活動家のドロシー・スタングさんが殺害された所である。

ブラジルのバンカダ・ルラリスタは、議会選挙でテメル大統領の政権維持に貢献する強力な農業ビジネスのロビー団体で、増大する私利私欲のために、土地の権利や小規模農家及び原住民社会の法的保護を引き下げる目的で、積極的に協議事項に取り組んでいる。刑事免責が暴力の加害者を保護している。

20179月、マト・グロッソ州の農村労働者、小作農及び協同組合のリーダーだったテレジナ・リオス・ペドローサさんと彼女の夫、アロイシオ・ダ・シルヴァ・ララさんが殺害されたのを受け、IUFラテンアメリカ地域書記局はブラジル当局に書簡を送り、組合や農民のリーダー及び環境保護者たちが刑事免責のためにいつまで殺害され続けるのかと訴えた。それに対し回答は全くない。

カトリック教会の田園地帯委員会は、201710月末までに既に63名の暗殺を記録した。これは2003年以降、最も多い。