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社会動乱が、チュニジアコカコーラの反臨時雇用闘争を後押し - 労組、派遣労働廃止を交渉する

9 February 2011 News
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ベン・アリを政権から追いやったチュニジアの大衆反乱は、会社内の権力バランスをも変えた。この社会変動で、労働組合は調整と組織という重要な役割を果たした。コカコーラのチュニジアのボトラーSFBTでは、組合は、派遣労働の終了と不安定雇用労働濫用の後退を交渉する機会をつかんだ。

IUFは、21日に、IUF加盟労組FGAT-UGTTの多国籍企業担当者、ホーチン・クリミ氏と話をした。

コカコーラ労働者は、チュニジアの大衆抗議行動にいかに対応しましたか?

我々は、独裁反対のあらゆるデモに参加した。同時に、臨時雇い労働者の劣悪な状況の解決を求めるために彼らを組織化した。彼らは派遣業者に臨時契約で雇われ働いているが、労働協約は適用されず、社会保険料も納入されてない。この人たちには、雇用保障がない。仕事を失うリスクがあるために組合加が実質上禁じられている。昨年、コカコーラの販売促進子会社であるBSTの労働者が仕事を失った。

要求は、ひとつだった。派遣労働者をSFBTの直接従業員として認めることである。チュニジアの法律では、4年以上勤続の労働者は全員常用契約で雇用されなければならない。我々はこれらの労働者が、派遣業者ではなく直接コカコーラに雇用されることを要求した。4年以下の他の人たちには、SFBTに臨時契約で直接雇用されること、そして4年以降は常用契約に移行されるよう要求した。

工場では組合はどんな行動を行いましたか?

昨年から臨時雇用の問題で活動をおこなっているが、進展を図るのが非常に難しかった。今、新しい状況で、労働者は、臨時雇いの者も常用雇用の者も彼らの要求を支持してストライキを行った。最初は、チュニジアの10のコカコーラボトリング工場のひとつであるメグリンで行われた。ここで丸1週間ストライキを打った。労働監督官も巻き込み、これが建設的な解決策の推進に役立った。

コカコーラ経営者はストライキと要求に対してどのように対応しましたか?

メグリンの承認は、本当に難しかった。経営者は、要求が過ぎればメグリンのボトリング工場は閉鎖されるかもしれないと言った。

彼らは時間稼ぎのために、状況が落ち着いたらその問題に対処するなどと言った。しかし、我々は彼らの言葉を信じなかった。結局、状況が落ち着いて次ぎの抗議行動が始まる前に問題を解決する用意はなかった。

しかし、ストライキが続き、我々の全ての要求にかなう協約を締結するよう経営者を説得できた。78名の労働者が常用雇用になる。他の32名〔4年勤続以下〕は、コークとの直接雇用契約を得る。

それから何が起こりましたか?

我々は、このモデルを他のSFBTに広げるために他の工場で動員をおこなった。より多くの工場が抗議とストライキ行動に参加した。21日、交渉が行われたSFBTの本社の外にこれらの工場から300名以上の労働者を動員した。

経営者が抗議行動の波が続くと理解した時、急速に我々の目標に達した。SFBTグループの企業は、もはや派遣業者を使用しないという趣旨の協約に我々は署名した。SFBTグループは、ソフトドリンク、ビール製造、乳製品製造、グループに属するバーやカフェさえもメグリン協約モデルに従う。合計で1000名以上の人々が会社直接雇用の常用労働者になる。他に1000名がSFBTに直接臨時雇用され、労働協約の適用を受ける。

次ぎのステップは何ですか?

我々はこの協約の実施の監督を慎重に行っていく。それぞれの場所で、経営者と組合は、常用雇用と直接臨時雇用の身分に移行される労働者名簿に合意する。この作業終了の締め切りを331日とした。これらの労働者全員の組合加入を確実にし、これを通してもっと組合の力を強くしていく。

現在、他のセクターでも同様の活動を行っており、このような協約が近いうちにもっと締結されることを期待している。