IUF加盟組織の全国ホテル・バー・レストラン労働者ペニンスラ・マレーシア組合(NUHBRW)のシャングリラ・ラサ・サヤン・リゾート・アンド・スパのメンバーたちは、13年の闘争を経て彼らの労働協約を取り戻し、団体交渉権の復活に成功した。
2004年12月、シャングリラ・ホテルはペナンにあるラサ・サヤン・リゾートを改修のため閉鎖し、2006年9月に、ラサ・サヤン・リゾート・アンド・スパとして再オープンした。しかし全ての労働者がこの改修されたホテルに復帰したものの、シャングリラは、それは「新規」ホテルなので現行の労働協約にある賃金及び手当は適用されないと主張した。
NUHBRWのメンバーは労働協約の一方的終了に反対し抗議行動を開始し、労働審判所に訴えた。そして組合側は団体交渉権を再確認する有利な判定を勝ち取ったが、シャングリラは新たな雇用条件を一方的に強いるため、費用を掛けて法廷闘争を開始した。
2017年4月にようやく、連邦裁判所は労働審判所の判決を支持し、シャングリラに2006年に遡及して労働協約の労働条件を復活させるよう命じた。
インドネシアのIUF加盟組織FSPMメンバーがマレーシアのペナンのNUHBRWメンバーに祝意を表わす。