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クラフトの持続性:使い捨て雇用のリサイクル

04.06.11 News
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フィンランド、ヴァンターのクラフトビスケット工場で長期勤続従業員が常用雇用を不合理に否定されており、世界のクラフト労組がこれを非難した。この工場では24名の常用労働者が解雇を通告された。このうち19名が労働時間が保証されない呼び出し制で仕事に戻れると言われた。

スウェーデンのアケルスベルガで開催された5月10-11日の会議で、アフリカ、欧州、ラテンアメリカ、北米からの組合代表は、常用雇用契約を取り消し、雇用を失う労働者に不安定なゼロ契約の従業員として仕事に戻れという人の弱みにつけこんだ提案を非難した。24名の解雇者のうち、21名は、IUF加盟の食品労組SELの組合員で、この3分の2が女性で、多くの人が長期勤続者で、35年間も働いていた人もいる。

この解雇の前からすでに5名のゼロ契約の労働者が雇われており、解雇された労働者が会社の提案を受け入れると、生産、包装部門に働く約25%の人々が常用雇用契約でなくなる。

クラフトは、廃棄物削減とリサイクル達成がクラフト持続性計画の主要要素だと誇りにしているが、雇用ということになると、会社は、使い捨ての仕事を作り、日常的にこれをリサイクルしている。すなわち、仕事がない、給料がない、手当てがない。

 

IUF書記長は、このディーセントワークに対する最近の攻撃を会社の利益の伸びに貢献してきた労働者に対する長期の一連の攻撃のひとつであり、労働者は、投資家のエスカレートする報酬の犠牲になっていると非難した。オズワルド氏は、この会社は、2004から2008年の4年間で、約1万9千名の雇用を削除して、配当金増額と株式買戻しの支払いをした。投資家の食欲は、キャドバリー買収の結果、クラフトが世界のスナック菓子の強力企業となったため、引き続き増しているいるようだと発言した。

アケルスベルガの会議では、クラフトの利益が増加しているにもかかわらず雇用を削減しようとする圧力に抵抗して闘う世界のクラフト労組とフィンランドの労働者に対する全面的な支援が誓われた。