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ユニリバー・リプトン経営者と契約業者がカネワール行動委員会メンバーに暴力の教唆

14-Sep-2009



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Casual-T 最新記事: カネワール行動委員会メンバー、アブダル・アジズが、ユニリバー派遣業者の親戚に暴行を加えられて入院

労働者派遣契約は、ユニリバーパキスタンリプトン紅茶工場の使い捨て雇用体制によって支えられているもので、大きな儲けになる。この契約を失うかもしれない事態に直面して、契約業者は、工場経営者と共謀して、直接常用雇用の権利を求めて運動している労働者に暴力攻撃をけしかけた。この挑発行為が起きたのは、IUFのユニリバー・カネワールにおける大量の臨時労働者使用はOECD多国籍企業ガイドライン違反との申し立てに対し、OECD英国ナショナルコンタクトポイントが、交渉で解決するために政府仲介の話し合いを公けに要請した後だった。

8月31日の夜間勤務の間、ユニリバー・カネワール工場の主要派遣業者のひとつであるリアズ・アハマッド&ブラザースの親戚が、行動委員会のメンバーに暴行を働き、3名の労働者が怪我を負った。アブダル・アジズは、頭部負傷で入院し、シャザッド・カリームは、親指を骨折したが、キーズル・ハヤットは、軽症ですんだ。

この行動委員会メンバーに対する暴力攻撃は、今年初頭に、契約業者が、リプトン紅茶工場経営者と共謀して新規採用を急増させた状況の中で起こった。ユニリバーは、Casual-Tグローバルキャンペーンのプレッシャーにさらされ、工場経営者に、このキャンペーンに対抗する労働者グループ結成のためにできるだけ多くの親類縁者を雇うように奨励した。

郷里の村や契約業者の遠縁の中から新しく採用された労働者が急増し、すぐにふたつの結果が生まれた。

ひとつめは、経営者は、行動委員会のメンバーの労働日数を減らし、これを新たな契約労働者に割り当て、メンバーに報復できるようになった。労働日数の競争が激化し、仕事の割り振りと賃金面で新規採用者をえこひいきするはなはだしい差別が行われた(この内容は、本ウェブサイトの「リプトンCasual-Tで働く」の5つの記事に掲載)この懲罰は雇用保障の権利を闘う労働者をさらに貧困化させ、借金を増やし、不安定にさせた。

ふたつめは、契約業者と利害関係が一致する新規採用者のグループを結成することで、経営者は、90%以上の労働者を絶え間なく不安定にする使い捨ての雇用体制を守れるようになった。

新たに臨時労働者を雇用したのは、ユニリバーが、貧困賃金の熾烈な競争を通じて故意に分裂を助長させようと、行動委員会を正面切って攻撃する口実となる暴力事件をおこせるかもしれないと考えたからだとIUFが6月16日に警告したが、この暴行事件は、こういった状況の中で起きた。

8月31日の挑発行為は、まさに経営者がCasual-T工場で用意周到に企てた暴力事件だ。行動委員会は、メンバーに挑発に乗らないよう強く主張してきた。しかし、状況が悪化し、感情が高ぶり、また、行動委員会のメンバーに対する差別が続き、2つの労働者グループ間の緊張が高まり、状況は、一触即発状態である。ユニリバー経営者は、契約業者と共謀して、交渉を通じての変化を妨げるために、行動委員会を挑発し、その評判を落とすことによって差別と貧困に基づく金儲け制度を維持しようと躍起に闘っている。

IUFは、カネワールのリプトン紅茶工場の暴行事件はユニリバーの直接責任だと考える。

ここをクリック!ユニリバーにメッセージを送り、会社経営者に挑発行為を中止し、交渉を開始せよと伝えよう!




奴隷がピラミッドを築く -  ユニリバーの臨時労働者が、紅茶ピラミッドを築く!
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ユニリバー・パキスタン2008年社会報告


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