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中国鶏肉加工工場の死亡火災事故が独立労組の必要性を浮き彫りにする

9 June 2013 Editorial
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6月2日、中国北東部、吉林省徳恵市の鶏肉加工工場の火災で120名の労働者が死亡した事故をIUFは悼むものの、驚きはしない。火災が起きた時350名の労働者は狭い出口がひとつしかない加工工場の中に閉じ込められた。

労働者は、工場の扉は施錠されており、火元と見られるアンモニアなど職場の危険について警告も訓練もなかったと報告している。この工場は、中国政府から鶏肉加工の『革新的なアプローチ』で賞賛され、吉林省の『トップ100』アグリ工場として承認されていた。

中国の報道機関は、この工場の労働条件は、混雑しすぎて、火災避難通路と手順は、劣悪で検査標準以下だったと結論づけたと報道している。

なぜ、危険な状況が許されたのか?

ほとんどの報道は、労働者と製品の安全性と環境劣化を犠牲にした腐敗した国家役人とビジネスの癒着関係に焦点を当てている。しかし、国家役人と使用者は、労働者が職場安全のために集団組織化を自由に行えない限り危険な職場を黙認する。この工場火災と他の職場の悲劇の根本的な原因は、独立労組を結成する労働者の権利が否定されていることだ。独立労組は、職場における人権行使の唯一の手段である。

ラナプラザの衣料工場崩壊に対応して、バングラデッシュ政府は、始めて使用者の承認なしに労働者の組合結成を可能にする労働法改正を発表した。この権利がいかに精力的に守られるかはまだ見ていかなければならない。中国政府から同じ様な動きは期待できない。官製組合ACFTUは、使用者と政府から独立した組合を組織する労働者の権利が否定され続けるのを傍観するだろう。中国労働者がこの権利を確保しなければ、また確保するまで、職場の悲劇は続くだろう。

鶏肉労働者は、世界中で使用者の熾烈な反対の影響に苦しんでいる。本産業には、低賃金、極端なラインスピード、高率の反復運動障害や他の障害、移民労働に大きく依存する弱い立場の労働者の極端な搾取が蔓延する。製品の品質と安全性を懸念する消費者は、厳しい安全基準を交渉し、実施する力を持つ強力な独立労組結成の努力を支援することでこの条件改善を見ていくべきである。