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国際女性デー2014  - 平等の実現を!

11.03.14 News
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InternationalWomensDay2014

2014年国際女性デー 「女性の声が世界を揺るがす!」

職場の平等
   セクハラをなくす
出産休暇の保護を強化
不安定雇用をなくす
健康に対する権利の向上

6年前、景気後退、緊縮財政および公共サービスの低下の影響から、男女間のグローバル賃金格差は(受け入れがたい)平均20%を記録し、それ以降さらに拡大している。同一労働同一賃金が女性労働者に認められないのは、女性の地位を下位に置く「好都合」な測定基準からである。世界各地で女性は差別、暴力、セクハラに苦しみ、教育、社会保障そして市民権、法的権利に対する平等なアクセスを未だに得られないでいる。男女間の賃金および社会的格差が最も大きいのは、特にIUFセクターの農業、ホテル、観光、家事労働など、組合が脆弱な低賃金セクターである。

 

201338日、インド、インドネシア、パキスタン、フィリピン、マレーシア、タイのアジア太平洋地域6か国の11都市で、「女性の声が世界を揺るがす」と書かれたバナーの下、会合と大規模集会が開かれた。201438日、より多くの国および加盟組織がIUFの全地域の多くの都市で大規模な行動を声高に実施することを計画している。そしてこの闘争を際立たせる上記のポスターを作製した。

 

国際女性デーは、185738日、ニューヨークのイーストサイドの織物労働者たちが権利を主張してデモを行ったことに端を発する。国際レベルでは1910年、コペンハーゲンで開催された第2回国際社会党女性会議で設置され、1911年にオーストリア、デンマーク、ドイツ及びスイスの何百万人もの労働者によって初めて実施された。

 

国際女性デーは社会主義の労働運動から生まれた産物であり、差別に対する最善の防衛は組合のメンバーシップである事は当時から変わっていない。最も重要な闘いは、全ての労働者が組合に加入して代表される権利を獲得する事である。

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IUFが昨年立ち上げた、「私の職場を整えて - ホテル客室清掃係に尊厳を!」イニシアティブの一環として、多くのIUFメンバーが活動を行っていく。圧倒的に女性が占め、往々にして移民労働者が多い客室清掃係は低賃金と雇用の不安定さに苦慮し、またその作業が過酷なスピードアップ化により身体を最も消耗させる業務のひとつに挙げられるようになる中で、組合の組織化は激しく反対されている。イニシアティブは多面的に行われているが、客室清掃係の組合の組織化と行動主義のレベルを上げることに最も狙いを定めている。より詳細な内容は