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ニュージーランドのモンデリーズ・ダニーデンで質の高い仕事を守る闘い

01.11.17 News
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IUF加盟組合のE tuは、モンデリーズで質の高い仕事を守るため、地域のリーダーとともに休むことなく活動を続けており、キャドバリー製品の全製造をニュージーランドのダニーデンにある製造工場からオーストラリアに移転するという、会社の最終決定に非常に批判的である。またこの決定のために、ニュージーランドのE tuの同志を支援するため多くのIUF加盟のメンバーが参加したIUFの緊急が開始された。

E tuの工業担当ディレクターのネビル・ドナルドソンは、この決定は、移転されずに残る仕事があるかもしれないと望んでいたキャドバリーのダニーデン工場で働く労働者をひどく失望させる事になるだろう、と語った。E tuは、モンテリーズが第3者の地元製造者を本格的に探したかどうかについてさらに問い合わせをしている。

ニュージーランドを拠点とする企業のレインボーは、ダニーデンの工場閉鎖後、特定の製品を製造するようモンデリーズと交渉していた。レインボーは、最近のニュース記事で、「最小限の投資を通じて達成できなかった製造工程は特別なものではない」とコメントしている。

しかし再びモンデリーズは地域社会を失望させ、経費削減のために製造を移転する決定を下している。ダニーデンは、近年の相次ぐ工場閉鎖により、製造業での1,200人以上の高所得の正規雇用を失った。モンデリーズが残すのは、35人を雇用する(ほとんどがパートタイム)、観光施設の「キャドバリー・ワールド」だけである。ここは、1884年にダニーデンでキャドバリー工場がチョコレート製造を開始し、閉鎖前には300人以上が働いていた苦い思い出の地となる。