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パキスタンネスレ、不安定雇用に異議を唱える労働者の権利を放棄させようと脅迫する

08.12.11 Urgent Action
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これからずっと、権利を放棄せよ!

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パキスタン、カビールワラのネスレ乳業工場の経営者は、何百名もの長期勤続の不安定雇用労働者の雇用身分を直接雇用に変更させようとする組合闘争に対して、解雇、挑発、組合委員長を含めて80名の労働者の警察告訴を行ったきたが、そればかりか派遣業者と暴力団員による暴行で報復した。会社は、不安定に再び働くことを許可する条件として直接常用雇用を求める訴訟を取り下げるように脅かした。

 

組合が今年の2月に、199名の契約労働者を常用雇用を求めて裁判所への申し立てを援助した後、5月7日に、58名の労働者がネスレ経営者に対して、法律に基づく直接常用雇用の権利を主張して苦情を訴えた。5月24日に、58名は、労働裁判所に提訴した。裁判所は、経営者に彼らの解雇を禁止する命令を出した。

 

199名の時と同様に、ネスレは、この裁判所命令を拒否した。(工場の人事部長サヒッド・ムクターは、これらの差し止め命令を遵守しなかったためにパンジャブ高等裁判所による裁判所命令侮辱罪で2度、刑に服した)労働者は、嫌がらせを受け、申し立てを撤回すれば仕事に戻れると圧力をかけられた。残りの53名は、闘いを続けている。ネスレは、仕事に戻る機会を与えたが、拒否されたと主張している。以下に記すのは、実際に何がおきたかである。

 

9月19日に、ムハマッド・ラムザンは、(ネスレ、カビールワラに契約労働者を提供するラムザンエンドサンのラムザン)と彼の息子イグバルは、(彼は、労働者のグループへの暴行の記事にも掲載)53名と会い、提訴を取り下げ、今後ずっとネスレを提訴することを断念すると言う条件で、仕事がなければ、給与はなしというベースでカビールワラでの臨時雇用を与える任命書を労働者に示した。

 

永続的な不安定さと権利の損失に関して、この契約書の12項目に(ウルドゥー語で)、『あなたは、我々の顧客企業、ネスレの従業員だ自己紹介しないこと、また我々の顧客には、いかなる雇用関係も要求しない。この雇用を受諾した後は、パキスタン・ネスレの役員、重役に対するクレーム、要求、行動、裁判手続き、補償、損害補償、復帰、訴訟の言い分、経費を断念する』と書かれている。

 

労働者の雇用身分変更を禁止する裁判所命令に従い、裁判所に彼らの法律上の雇用身分を決定させる代わりに、ネスレは、この労働者たちに、これからずっと彼らの権利を放棄するように脅迫した。

 

これと引き換えに、労働者は、1ヶ月26日間をベースに計算された法定最低必要だとされる金額をかろうじて満たす日給で1ヶ月10-20日間の仕事を気前良く申し出た。

 

そして、権利の放棄と引き換えに、ネスレとその契約業者は、職場の労働者の安全衛生の責任を否定する。12項目の契約書の10項目目は、『』あなたは、事故の安全について責任を負い、安全に関する指示に従う』と書かれている。

 

労働者は、もちろん、これらの条件を拒否した。そして今は、正義のための契約労働者の権利を支持せずに、組合に加入しなかったグループから雇われた新規の常用労働者で置き換えられている。

 

ネスプレッシャーを止めろ - ネスレにメッセージを送ろう!ここをクリックして世界最大の食品会社にパキスタンで契約労働者の権利を尊重し、彼らを罰するのを止めるように伝えよう。