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イタリア、ドイツ、ハンガリーのダノン工場3ヵ所の閉鎖に反対するIUFメンバーたち

30.06.14 News
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イタリア、ドイツ及びハンガリーにあるダノンの乳製品工場3ヵ所を閉鎖する計画は、合わせて325人の雇用を破壊し、これらのダノン工場の倉庫、配送及び関連会社の労働者の雇用保障を深刻に脅かす。さらにこれら3カ国のダノンに牛乳を供給している地元の酪農家にも深刻な影響を与える可能性がある。

ダノン労働者を代表する欧州のIUF加盟組織は5月11日にジュネ―ブで会合し、その朝初めて明かされた工場閉鎖計画に全会一致で反対し、抵抗するために動員することを会社に明確に伝えた。IUF加盟組織はダノンの経営陣に、世界の何処であろうとダノングループで重大な雇用の変更が発表されるたびに引き出される、同社が1997年にIUFと締結した協約を全面的に順守するよう要請した。

この協約は、「組合が経営案に対する代替案を提示できる」よう最低3ヶ月の猶予を与えている。それに加えて現地の法的あるいは労働協約の権利がすでに加盟組織には確保されているため、協約上、加盟組織並びにIUFが独立調査を委託できることになっており、それを経営は真摯に精査し対応する義務がある。この協約によりダノン本社経営は少なくとも3ヶ月間、現地の経営が一方的に閉鎖や生産移転を実施しないよう阻止する義務も負う。

IUFとその加盟組織は、ドイツ、ハンガリー及びイタリアの3工場で直接影響を受けるこれらの労働者を可能な方法でできるだけ支援し、特にヨーロッパ全域で見受けられる民間及び公共部門の双方での雇用に対する全般的な攻撃を背景に、これらの閉鎖や雇用削減に抵抗するためできる限りのことを行う決定をした。

雇用や労働条件に影響を及ぼす事業活動に変化が生じた場合に適用される協約はここから参照できる。また6月11日にダノンが招集した欧州協議・情報会議でIUFメンバーが全会一致で合意した決議はこちらから。